BS/01
2019.07.08BS/01
バーンストーマーのチノパンの内側を毎週ひとつ解説していきます。
第一回は前立ての内側(通称 天狗)
天狗はファスナーの内側の布部分で、通常はファスナーのすぐ下で終わります。
バーンストーマーでは、内股の十字部分まで伸ばし補強や裂け防止の役目をもたせています。
これはシックと呼ばれ色々な補強な付け方があります。
天狗から伸ばしたシックの先端を剣先型にするあたり、職人の一手間です。
ちなみに天狗部分が表生地ではなく、袋と同じ布(スレキ)を使っているのは、表生地が高価ですこしでも用尺を減らし商品を高額にしないためです。
最低限の必要不可欠が仕立屋の知恵なのです。 bs/01